身体を動かすためには、筋肉に司令を届けないといけません。どこの部位をどのように動かすのか、まずそのイメージが描けること。

「手を握る」と言われたとき、どのような形状にすればよいのか、言葉からイメージを引き出し、それをつくるために手に司令が送られ、手のひらや指が動くことによって、「手を握る」ことが出来ます。当たり前のことすぎて、その過程を意識することはほとんどないと思いますが、頭の中にイメージがあって、司令を届ける回路が繋がっているから、身体を動かすことが出来るのだということを、しっかりと意識することはとても大事です。逆を言えばイメージ出来なければ司令を送ることができず、回路が繋がっていなければ司令を届けることが出来ない、ということになります。

ストレッチでも筋トレでも、イメージを保って取り組むかどうかで結果が違います。「腹筋を鍛えます」では腹筋はどこにありますか?と改めて聞かれると、(ここら辺?)となんとなくお腹の辺りに手を当ててみるけれど、あってる?となりませんか。それでは腹筋を鍛えているつもりでも、別の部位を使ってしまっているかもしれません。鍛えたい部位をしっかりイメージして、手を当てて動作を行ってみて下さい。手に部位が働いている感覚が伝わっていますか?

足指を動かすトレーニングで、全体を見て動いたことにしてませんか?10本の指が自立して動いているか、力が伝わっているか、手で触ってみてください。触られた感覚が10本の足指に均等にありますか?足指に力を入れたとき、手に伝わる感覚が弱くないですか?

ストレッチは痛い思いをするのが目的ではありません。自分の可動域を広げるために、筋肉を柔らかくすることが目的なので、息を止めて力が入った状態では逆効果です。心の置き方そして身体が発する感覚をしっかり受け止める余白を残した状態で、ゆっくりと深い呼吸でおこなって下さい。

使われなくなって感覚が鈍くなってしまっていたら、手で触って刺激を与えましょう。念じて待っていても感覚は育ちません。動きが悪ければ手で動き方を教えてあげて下さい。今出来なくても動作をイメージ出来て回路が繋がれば、出来るようになります。ぜひ自分を放置せず手を掛けて育ててあげて下さい😊。

久しぶりに夜明けを見ることが出来たので、パチリ📸ました😃。

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