少し前になりますが、根津美術館へ行ってきました。表参道駅からの道は一見普通な感じで、広いわけでもないのですが、醸しです空気が違う、ブランドショップが並んでいて緊張してしまう感じです。もう外観もインテリアも、空間がたっぷりで余裕たっぷりで、顔には出さないけど心の中はここ何?!、と田舎者丸出しで歩いていました。なんか歩いている人達も「ここ知ってます」みたいな人達に見えて、私も「今日は根津美術館にいくの」的オーラを出して、美術館まで行きました(笑)。

古美術は装飾が芸術的でも、道具として存在するのでわかりやすく面白いです。有形である身体が使うものだから、共通認識が出来るという感じでしょうか。芸術である絵画や音楽、舞踊などは無形(心)のためにある感じで、大衆に向けたとしても受け取り方は個人的で正解もなく、絶対必要なんだけど、必要?と思われる要素を持っていて(コロナ禍の時のように)、作品という形だけでなく、その存在の意味を伝えていかないといけないのだろうなと、発信する側にいる者として思いました。

目の前にある作品が、紀元前の中国もの平安時代や江戸初期のものなのに、ちっとも古さを感じないのは、作品のパワーなのかなと思います。そして作品が今も道具としてその役割を果たしていることに、感心してしまいました。

根津美術館は庭園も自慢です、壁の外は時代の先端を行く空間です、この時間のギャップも面白いなと思いました。よかったら足を運んでみて下さい😃

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