身体と向き合ってみませんか
2025/04/07 (月)

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体を動かしてみて初めて知る情報はいっぱいあるのですが、その情報を正しく受け取ることはなかなか難しいです。わかりやすいのが痛いという情報。普段身体を動かしていない方は、自分の身体がどの程度動けるのかを知る機会も、痛みを感じる機会も少ない状態です。それに必要性がなければわざわざ知ろうと思わないでしょう。だって面倒くさいもの。でも身体の機能は常に成長していて、30歳を過ぎると下降方向に成長していきます(老化とも言いますか)。時がすぎるほど記憶のなかの身体と現実の身体とが乖離していくのに、自分は気づかないまま。そんな状態で身体を動かせば、身体は痛いという信号をおくってきます。ではどこが痛いのでしょう。
痛いという感覚は身体を守るために必要ですが、避けるべき痛みと受け入れるべき痛みがあります。「体を使って翌日筋肉痛になりました」は、受け入れてほしい痛みです。程度によりますが筋肉を使った証です、頑張ったから筋肉痛になったんです。そんなときは同じ運動をレベルを下げて、できる範囲で軽く続けて下さい。そして痛みが和らいできたら、それに応じてレベルを上げていってください。焦らずに続けられるレベルで行うことが大切です。そして楽になってきたら、ぜひレベルを上げていく気持ちを持ってください。現状維持は退化します。
では避けるべき痛みとは、それは運動後に起こる関節の痛みです。捻挫のように原因がわかっていれば、対処方法がわかるので対応できますが、そうではなく膝の内側が痛い、股関節が痛い、足の甲が痛い、肩関節が痛いなどは、関節を動かす筋肉や支える筋肉が衰えていて、運動による負荷が関節にかかってしまっているか、関節部分の骨組みがズレてしまっているのかもしれません。または運動方法が間違っているか。その状態での運動は、悪化につながりますので避けるべきでしょう。でも放置も避けるべきです。痛いと動かさないという選択をしがちですが、安静では治りません。安静にして痛みが収まるのは、治ったのではなく動かさないから痛みを感じなくなっただけです。動かせばまた痛みが出ます。じゃあどうしますか?
人によって状態は違いますが、避けるべき痛みとは、避けられる痛みだと思ってもらえればと思います。痛みから逃げるのではなく、まずは受け入れて、原因を探り身体を再構築することをめざしてほしいです。医療機関は治してもらいに行くのではなく治りに行きましょう。そして日々の生活も見直してみて下さい。楽ではないかもしれませんが、やってみることが大切です。時間もかかるので一人で取り組むのは辛いと思いますから、音楽や仲間などをお供にしてみると良いと思います。
身体と心は繋がっています、どちらも健やかでありたいですね。
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