怪我の程度は違っても、ケガをしたことが無いという方はあまりいないと思います。怪我をする原因には外的要因(交通事故など)と、内的要因(使い方、加齢など)があって、大抵の怪我は内的要因によっておこります。階段を踏み外すのは階段が悪いわけではなく、タンスに小指をぶつけるのもタンスが悪いわけではない、ということです。

足首曲がっていませんか?

そしてケガをしてしまった時に、ケガを治す努力をするわけですが、捻挫など、身体の中の損傷は外から見えないので、腫れが治まり痛みが無くなれば「治った」と思いがちです。でも火傷や引っ掻き傷の跡が残るように、見えないだけで身体の中にはしっかりと傷が残っています。この傷にアプローチして治していくのがリハビリです。(だと私は思っています)

損傷した部位は弱っているので強化するわけですが、大事なのは怪我の要因を、出来るだけなくしていくことなのです。せっかく治っても使い方を変えなくては、また怪我をしてしまうかもしれません。怪我をかばうため他の部位に負担がかかれば、身体全体のバランスが崩れてしまいます。慢性的な腰痛や膝の痛みがある方は、昔の怪我が影響しているのかもしれません。

そこでリハビリにバレエやストレッチを提案するのですが、何故なのか?ストレッチでは強張った筋肉を緩めて、歪みを減らしていくことが出来ます。関節の可動域を拡げれば動きがスムーズになり、身体への負担が減ります。バレエのお稽古では、必ず左右対称に身体を使います。普段は利き手利き脚に頼りがちですが、それがありません。常に身体の中心に軸を取り、そこから手先足先、頭や背中などすべての部位を正しい位置に保つことを意識して、そして動作を行います。しかも一つの動作を、右側と左側で合わせて2回

左手で書く 右手で書く   右手で書く 左手で書く

表現すると上の写真のような感じでしょうか。自分の弱い部分やバランスの悪さを痛感します。ゆっくりと動作を行うのでごまかせません。なかなか辛い行程ですが、皆さんには「修行ですから」と言ってます😌。

ストレッチもバレエも即効性はありません。自分の生きてきた時間分、治していくのにも時間はかかります。でも確実に変わります、そして丁寧に身体の中の情報を書き替えることで、身体が記憶していきます。「石の上にも3年」後!?、からスタートです。

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