大工の目線で見た社会
2022/03/05 (土)
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どんなに高い技術と志を持っていたとしてもそれに見合った対価を得られにくい社会
次世代の子供たちに言える事はこれから大工さんが減るから需要があるよ、としか言えない
本来の大工さんは自身の仕事を通して人を笑顔にすることができる職業だよと伝えてつなげていきたいと思っていても現実は生活ができなければ子供たちに良い職業とは言えないのが現実
職人の思いが評価されない対価が得られない社会では、生活ができないため仕事の早さで生活費を稼ぐしかない
社会状況などから技術に見合った対価が得られにくいため後継者を育てにくい
一昔前は、大工であれば直接お客さんの思いを聞き携わる家とお客さんの思いを汲みながら1つづ仕事をしていた
お客さんが、思いを汲んでくれる大工さんに頼みたくてもその様な大工さんは忙しくて頼れないか、大工自体の仕事を取れなくて辞めていく
現在でも上記のような思いで仕事をしたいと思っている大工さんはたくさんいるが現実は、自身の生活を守るのに精一杯で思いを込めて仕事をすることが困難な状況になっています
今現在、お客さんと直接一年を通して仕事が出来ている大工さんがどれだけいるかと考えたとき、ほとんどいないと思います
以上の状況から後継者を育てる事が困難で、1人親方でやっていく仕事が増えたことなどが挙げられます
あと10年以内で、大工さんを引退しようとしている方は、増えています
大工だけでなく様々な業界でも同じことが言えると思います。自身の周りで10年先も必ずあると思えるものはどれだけあるでしょうか?なくなってからで考えるのではなく今あるものを大切にして子供たちの未来につなげることを消費者の立場としても考えるべき時が来たようにも思います
道三
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