建設業界では、職人の不足が課題になっています。

バブル崩壊後仕事の量が減り、仕事のない職人さんが増えました。

それでも徐々に仕事が増えて行き需要と供給のバランスが入れ替わってきました。そんな影響下でもインターネットの世界では、職人さんに仕事を斡旋するようなサイトが増え仕事を必要としている人が多くいるように見えます。

ですが現実は、仕事の量よりも職人さんが足りないと言う現実になっています。需要と供給のバランスでいくと今いる職人さんは単価が上がり、これから職人さんになる若い子たちには良い時代になる事でしょう。

その反面依頼するお客さん側は価格が上昇します。ただ技術の伝承継承ができていない中では、価格だけが上昇し、質の良く無い物を高い価格で依頼し利用することになります。

本当の職人さんといえる人たちがどれだけ育つのかが疑問です。

今を生きている私たちが、自分の利益だけを考えサービスを利用してきた結果、我慢を強いられてきた人たちがいます。これからその我慢を強いられてきた人たちが今度はそれ相応の報酬を得る時が来るでしょう。

子供たちの未来にただ高いだけのサービスではなく価格に見合ったサービスが受けられるよう一人一人が行動を考えていかなければいけないそういう時がきたように感じます。

上記のような社会で長く生きていくのは、私たちではなくこれからの子供たちです。自分だけが良いと自分の人生は大丈夫とそうやって生きてきた結果子供や孫その次の世代に自分たちがしてきた負の遺産を残すことになります。

それでも職人のなり手がいない原因の1つに業界の環境問題があると思います。

今の職人さん達の現状を、見てなりたいと思えるような生き方ができていないことも、一つの原因と考えられます。

道三


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