安心できることのしあわせ
2025/04/03 (木)

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最近の警報級の大雨が降るたびに、今年の春に雨漏りを止めていただき、大雨であっても安心していられることの有り難さを感じています。
家に不具合が無く普通に暮らしているときは、何も気にならず当たり前に暮らす日々ですが、本当は当たり前では無いということに目を向けていないことに気づく人はどのぐらいいるのでしょうか。
20年以上前に屋根工事や雨漏りの修繕をお願いしても止まっていなかったこと、20年先まで安心できるようにとしっかり直してほしいとお願いした修繕工事から15年以上になりますが、屋根を直し外壁を塗り替え、壁紙を貼り替え水の跡はみえなくなり、直しましたという言葉にそのときは安心をもらいました。
それなのに、半年後に羽虫が発生し、大雨が降ったらやはり壁が湿っている・・・大雨の度に大丈夫かなと心配していたことは、普通の雨でも雨漏りをするようになりました。
あのときの安心は何だったのでしょうか。このままではどうなるのかと、ただ不安が募る日々でした。
雨漏りをネットで調べると、サーモグラフィーや赤外線ドローンといった新技術による雨漏り調査がでてきます。
依頼しようか悩んでいたときに、知り合った職人さんに相談してみたところ、アナログでもなおせるものだから一度見せてもらえませんかとそう言って原因を丁寧に探し調べていただいたところ
雨樋の不具合をみつけだし、おそらくこの箇所を補修すれば良いだろう、そう言って補修工事をしてくれました。
上は補修前、下は補修後の写真です。
信じていた会社に直してもらっていたのに、水が流れ込むような状態を放置していたという現実、原因が直っていたわけでは無く、表から見えるところはきれいに直すだけの安易な安心を与えられただけのお仕事だったと知りました。
根本から直す、職人ならそんなの当たり前だから
そういうことで困るお客さんが減ればいいと思うだけ、家に住む人のことを思えば、自分はこのような施工はしないな
と仰ったことが印象的でした。
職人だからこそわかる豊富な経験、現場ごとに合わせられる技と知恵と知識で、ネットにあるような新技術を利用せずとも雨漏りは止まったという現実を前に、信頼できる職人さんのいることがどれだけ日々の安心を支えてくれているのかということを知りました。
お客様に負担がかからないように、経験と感覚でお客様と現場に寄り添った形で補修をする、その思いのお仕事の結果、おかげ様で費用はネットで調べたものの半分以下で済みました。
経験と感覚で家を直す人が減ってしまっているということ、今は家の構造を知って家を直すことが出来る人が減っていること、そんな社会であることを危惧しているのだと話してくださいました。
子どもたちに、未来にそんな社会を残したくない、そう話す職人さんの生き方を知り、こういう職人さんが地域に、未来にいたらどれだけ安心だろう、若い人たちにこういう思いが伝わるだろうか、このように生きられる環境があるだろうか、と思いました。
ものづくりをして日々の安心を支えてくれている職人さんたちの環境を残していくために、私たち消費者は、早い、安い、お得・・・といった自分たちの利ばかり求めるのでは無く、日々の安心を支えてくれているその思いに対して感謝し、付加価値をつけ、ひとが活きる世の中にしていくことが必要なのではないでしょうか。
雨漏りがとまったかつての雨の足跡をみて
支えられて日々の安心をいただいているということにもっと感謝すべきと気づく
もっと降ってもいいよと雨が怖くない喜びを感じる日々です
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