先日、リニューアルオープンした横浜美術館に行ってきました。30年ぶりくらいでしょうか。ですからリニューアルしたと言われても、何がどうリニューアルされたのか全くわかりません😅。なのでコンセプトや見どころなどを意識しながらの鑑賞、という感じで廻りました。

美術鑑賞は好みがあるので、観て感じるものがあればそれで良いのだと思っています。面白いかどうかは置いておいて、また来たいと思わせてくれる空間を提供しているか、身近な美術館であれば大事なポイントだと思います。という目線で観てきたのですが、リニューアルで前面に出してきた自由エリアは、足りないというか遊び心がないような、心をくすぐる空間ではなかったように感じました。美術館ならではの場所,空間,時間をどう活かして、老若男女に楽しんでもらうのか。せっかく無料で美術鑑賞が出来るのに、ただ展示するだけではつまらなくない?子どもを意識したエリア、絵を低い位置に展示して見やすくしたのはいいけど、問いかけなんかしなくても子どもは自分で面白発見できるはずです。

「ぴったりの作品はどれ?」って、カードの裏に言葉が書いあるのだけど、いったいどこから作品を探せばいいの?。カードは20枚くらいあったけど、カードを持って探し回るのかしら。

自由って自ら発想して実行出来る場所,空間,時間なんです。材料だけたっぷり用意しておいて、後は何をどう使おうと本人に任せるのが自由なんだと思うんです。そのための最低限のルールは必要ですが、かしこまった美術館のままでは、想いは届かないのではと思いました。

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